ドクター・ブラッドマネー

  • ドクター・ブラッドマネー / P・K・ディック

サンリオ文庫版も読んだことがあるはずだが、まったく記憶がない。いつものディックとは異なり、悪夢が現実を侵食してくることもなく、明らかなプロットの破綻もない、地味だが読みやすいバランスのよい作品。そのあたりが評価の分かれ目か。