アジャイルと規律

アジャイルと規律 / バリー・ベーム、リチャード・ターナー
アジャイルと計画駆動のはざまで生きていくための本。とてもよい。XPのようなアジャイルプロセスに狂信的にもなれず、ウォータフォールのような計画駆動型プロセスの重さにうんざりしている人向け。

ソフトウェア手法の理解と利用のレベル(69)

組織化された計画駆動型チームでは、1Bレベルの人が多くてもうまくいく。

3
先例のない新しい状況に適合するために手法を変更できる。
2
先例のある新しい状況に適合するために手法をカスタマイズできる。
1A
レーニングを受ければ、手順のうち、自由裁量部分について作業をおこなうことができる。ストーリの規模の調整、パターンを作る、衝突するリファクタリングの調整、COTSの統合など。
1B
レーニングを受ければ、決められた手順に従って作業をおこなうことができる。単純なコーディング、リファクタリングコーディング標準や構成管理手順への準拠など。
-1
カウボーイ系

五つの重要要因(75)

特定のプロジェクトに、アジャイルと計画駆動型の手法のどちらが適しているのかを判断する場合、五つの重要要因が決め手となる。規模、重要度、変化の度合い、人、文化。

環境、アジャイル、計画駆動のリスク候補(128)

環-技術
技術の不確定性
環-協調
多数かつ複雑な利害関係者の協調
環-複雑
複雑なネットワーク型システム
ア-規模
スケーラビリティ、重要度
ア-YAGNI
シンプルな設計とYAGNIの採用
ア-撹拌
人員の離脱
ア-スキル
アジャイル手法のスキルをもった人員の不足
計-変化
急激な変化
計-速度
迅速な成果の必要性
計-創発
創発的な要素
計-スキル
計画駆動型手法のスキルをもった人員の不足