アート・オブ・ライム

月曜日から水曜日までは二交代制勤務で、体力的にはきついのだが、ヒップホップ好きの後輩と一緒に、アート・オブ・ライムを見にいった。アート・オブ・ライムは、フリースタイル(即興のラップ)のドキュメンタリで、僕のあまり知らない分野だ。この前みた、渋さ知らズのドキュメンタリの上映前に予告をやっていて気になっていた。
グッド・ライフ・カフェを中心としてフリースタイルのコミュニティ、サイファ(人の輪)を作ってバトルするところや、リリシストラウンジなど、音楽が好きな感じが伝わってきて面白かった。でも、こういう音楽に興味がない人にはちょっとストイックすぎる。
上映後、台湾料理屋で軽くご飯。ヒップホップやUKソウルなど最初はマイノリティだった音楽がグローバルなものになったのに、なぜ日本の音楽は日本ローカルなのか。UKのロックをやっていた連中(例えば、ストーンズとか)は、自分たちのものではない音楽を輸入してきて、それに何かオリジナルなものをミックスしてる。ミックスしたものが、受け入れやすいかどうかでは。外に対してアピールしていくかどうかの違いかも。日本人は、外に対してアピールしなくても、それほど苦労せずに生きていけたから。人種問題?日本ではフリースタイルのコミュニティはないのか? あるかもしれないけど、あまりメジャーじゃない。年に一回くらい、イベントのなかでフリースタイルやってるけど、生活の一部って感じではないかも。