Linuxカーネル読書会 @ 日本HP.市ヶ谷

yyamano2006-04-11

Subversionを使ってDebianカーネルをどうやって管理しているかという話。濃いsvnの話を期待したが、ちょっと違った。DebianにはNetBSDなんかと違いカーネルにもupstreamが存在するので、カーネルパッケージを管理している。したがって、Debianカーネルチームの役割は、各アーキテクチャカーネルのバージョンを統一すること、独自のパッチをあてる(upstreamとの差を作らない方針)、upstreamのリリースを迅速に取り込みパッケージとしてリリースすること。リリースエンジニアリングの話がなかったのは、それほど問題にならないからか? 今はsvnだけどgitに移行するかも。Debian BSDカーネルチームとの連携は無し。Debian Solarisはライセンスの問題があるので難しい。風邪をひいていて、後半つらくなってきたので、pizza & beer パーティには参加せず、帰宅。
Debianについては技術にしろ、コミュニティにしろ、ほとんど知らないので、周囲のDebian濃度の濃さにびっくり。あと、10年以上メーリングリストでしか面識がなかった赤井さんに偶然会う事ができたのが収穫か。