翻訳レビューのチェックポイント
他の人が翻訳した原稿をレビューをした時に、僕は以下のような事が気になりました。誰かの役に立つのかどうかはわかりませんが備忘録がわりに残しておきます。
翻訳というよりは日本語の問題が多いのですが、読みやすい日本語を書く人であっても英語に引きずられてしまう傾向はあるように思います。
- 誤訳
- 超訳。極端な省略や追加など。
- 日本語の文法の誤り
- 理解できない表現。誤訳、あるいは単語の選び方に問題があることが多い
- 前後の文とのつながりがおかしい
- 文体の統一。です、ます/である、口語/文語、文章の中のカタカナや漢字の割合。
- 係り方があいまい。語順のいれかえ、あるいは読点の挿入で直すことができる。
- 思考の流れと、語順が異なる
- 耳慣れない表現
- かたい表現。文の構造や単語の選び方に問題があり、原文の英語くささが残っている。
- 冗長な表現。変更することを -> 変更を
- 一文が長く理解しにくい。文を分割する。
- 複文内での主語の変化
- 訳注。日本ではあまり知られていない事に対する言及。言葉遊び。